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知っておきたい病気『クモ膜下出血』

「クモ膜下出血」という名前は、皆さんも耳にしたことがある病気でしょう。
脳の病気であり、突然発症するといったことはなんとなくご存知かもしれま
せんが、今回はもう少し詳しくお話したいと思います。

「クモ膜」は、軟膜・硬膜・頭蓋骨などと共に人間の脳を覆う役割を
しています。

『クモ膜下出血』とは、その脳を覆う隣り合ったクモ膜と軟膜の間にある
「クモ膜下腔」のあちらこちらに張り巡っている太い動脈が出血し、
その大量の血液が溜まってしまう病気です。

出血の8割は脳動脈瘤の破裂によって起こります。
脳動脈瘤はいったん破裂してしまうと、瘤の内側で血の塊が破裂部位
を一時的に塞ぐため、一度出血が止まってもまたいつ何時破裂する分
からない状態になるのです。

その間行き場を失った血液はそこに留まり、脳の組織をどんどん破
壊してしまいます。
そのため、ダメージは大きく死亡率も高い病気なのです。

では、その死亡率はどれくらいなのでしょうか?
大変恐ろしいことに、なんと初回の発作で3分の1の方が亡くなって
しまうのです。

そして、何とか命をとりとめた3分の1の人は、とても重い後遺症が残
り通常の生活は難しく、残り3分の1の人だけが、その後社会復帰をし
ていると言われています。

さらに恐ろしいのは、最初の出血で命を取り留めた場合でも24時間
以内にまた出血するケースが多く、特に発症から6時間以内で再出血が
起きると、その死亡率や後遺症が残る確立はぐんと高まります。

動脈瘤の破裂は確率的に0.2%から3%...一部の人にだけ起こるとも
言えますが、実は通常人口の5%程度の人たちが脳動脈瘤を持って
いることも分かっていて、それまでは元気だったのに急死してしまうと
いう、脳卒中のなかで最も恐ろしいと言われています。

お年寄りや中年の病気というイメージもありますが、実は若い人で
も発症してしまう可能性は十分にあるのです。
『クモ膜下出血』はどういう原因で発症するのか、その症状や危険性
など正しい知識を身につけておく必要がありますね。

原因を知ることで予防にもなり、ご家族の健康を守る主婦であれば
特にこの知識をしっかり身に付けておきましょう。

 

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